丸善産業株式会社代表取締役 並木竜平様、専務取締役 並木恵美子様
丸善産業株式会社様は2024年9月に大塚carnaビルを無事、竣工を迎えることができました。
松下産業
まずは大塚carnaビル新築工事で弊社をお選びいただきましたこと改めて感謝申し上げます。本計画から弊社選定までのプロセスをお聞かせ願えますでしょうか
並木社長 並木専務
工事会社さんについては今回、設計監理をお任せした株式会社石原・山口計画研究所さんを通じて紹介をうけました。競争入札というスタンスでしたので数社さんの紹介がありました。
以前のビルは1974年竣工で、老朽化が厳しくなり、2018年5月に建替え検討を始めました。2021年2月に全テナントさんとの定期借家契約が終了し、その時すでに、株式会社石原・山口計画研究所さんに作っていただいていた計画案がとてもすばらしかったのでこのまま進めていこうと決断いたしました。
並木社長
見積書内容明や工事計画といった説明を伺いながら松下産業さんとならご一緒できるのではと感じ取っていました。
そして金額面においても予算内に収めていただきました。
工事費については計画地が坂の途中ということや整形地ではなかったので、各社さんからの工事費が出てくるまでは落ち着かない心境でした。工事費が決まったときは本当に安堵しました。
松下産業
最後のテナントさんが2022年3月に退去されたあと、スピード感がありましたね。
並木社長
ただその間、2020年4月にコロナの緊急事態宣言、2022年2月にロシアがウクライナ侵攻など不安は尽きませんでした。
松下産業
この時の迷いはありませんでしたか?
並木社長 並木専務
ビルの建替えは、自分にとって人生の一大事、なぜこんな時に・・戦争とか・・という思いはありました。
今までが事務所ビルでしたが、コロナ禍を経験したことで不動産会社さんから医療モールに重点を置いた計画のご提案もあり、そこで方向性が決まっていきました。
松下産業
それによって邁進されたといことですね。
並木社長 並木専務
はい。方向性が決まると、例えばビル名にしても最初は、例えば丸善のMをとってMビルというレベルで名前を考えていましたが、医療モールのご提案でご入居頂くクリニック様、患者様が覚えやすい愛称が欲しくてcarna(カルナ)という名称を決めました。
Carna(カルナ)とはギリシャ神話で医療の神様のことを指しています。いろいろ苦労して調べて候補もたくさんありましたが、3文字で表現できることがとても気に入りました。もちろん意味合いも含めてですが。
松下産業
意味合いも素晴らしいですが、確かに3文字というのは語呂もいいですね。
計画でこだわって点はございましたか
並木社長 並木専務
当初11階建て案もありましたが開放感を大事にしたかったので、天井を高くしたかったので10階にしました。
松下産業
収支ありきであれば11階としたいところですが、よくご決断されましたね
並木社長
20年、30年後にも医療機関で募集したときに、競争力の一つになるのでは?と思い天井高を重視しました。
当初4階までをクリニックの予定でしたが、多くの反響をいただいて7階までクリニックにできたことはとても嬉しいです。
松下産業
工事期間中のご印象をお話頂けますでしょうか
並木社長
松下産業さんは、みなさんの人柄が良かった。
最初の感想、みなさん不思議なくらい実直で自然体でさわやかでした。
建築のお仕事になると癖のある人がいるのかな?と思っていましたが自然体で、とても良いみなさんばかりで、明るい雰囲気で建築が進むので何より楽しかったです。そして真剣で真面目に取り組んでくださったのを感じ本当に松下産業さんで良かったと思いました。
並木社長 並木専務
女性職員さんはすごく印象的で、女性でそのようなお仕事にかかわっていかれるというのは強い意志をもっていて素敵だと思いましたし、いずれ女性の現場監督になったらカッコいいなと思います。
松下産業
弊社は女性職員も積極的に採用しています。
並木専務
女性を積極的に採用されている松下産業さんが素晴らしいなと思いました。
並木社長
この計画は丸善産業にとって大事業です。その分非常に大きな心配・不安も感じながらおりました。工事中には予期せぬ地中障害やら途中での変更等もありましたが、松下産業さんに対する信頼感がありましたので信じてすすめれば大丈夫だと安心いたしました。
並木専務
設計士さんも仰っていましたが、会議でも良い意味で笑いがあり、とても明るく、意見も言い易い雰囲気でした。何より会議が楽しかったです。
建設会社は建てるだけと思っていましたが現場所長さんは親身になって考えて下さりとてもありがたかったです。
松下産業
工事中印象に残っているエピソードはございますか。
並木社長
印象にのこっているエピソード考えましたが、常日頃感じていたのですが、現場監督さんが施主側にたって意見をくれる。常に施主側にたって考えてくださったのが心強かった。使いやすくなる方法も教えてくれて有難かった。
松下産業
今後のスケジュールはいかがでしょうか
並木社長
現在テナント工事中ですが、2025年2月頃には一斉にOPENの予定です。
並木専務
上棟式のときにサインをした鉄骨がここにあります。(10階事務所天井内)
楽しい思い出、この下で仕事ができると思うと嬉しいです。
松下産業
その時の写真は拝見しました。寄せ書きもあって「良いものをつくる」の意識を全員がもって取組んでいたことがわかる写真でした。
いろいろお褒めのお言葉を頂き感謝に尽きますが、建物の真価が問われるのはこれからです。今まで培ってきたご信頼のお応えできるよう今後も精進してまいります。本日はお忙しいところ誠にありがとうございました。